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オフショア開発の今後

2011/12/21 10:31 pm

一時期程に聞かれなくなった言葉であるが、IT業界にはオフショア開発というものがある。言葉が聞かれなくなったというのは廃れたということではなく、当たり前のことになったということだと思おう。そもそもオフショア開発というのは、システムインテグレーションの開発行程において、自国内で開発せず海外に開発を依頼することを指している。その中心は、中国やインドが有名であるがロシアやカナダ、最近ではタイやベトナムにオフショア開発を依頼することも多くなっている。オフショア開発を利用するメリットとしては何と言っても開発コストを抑えることができることが挙げられる。流行りだした頃には、例えば日本で開発すると5000万円かかったものが、中国でのオフショア開発を利用すると10分の一のコストまで抑えることができた程である。今では中国やインドもインフレや人件費の高騰が相まってその差は半分にもいかなくなってきているようだ。更に悪いことに開発費用は半分になっても、開発行程を海を越えて依頼するために言葉や商習慣の違いを埋める作業が必要となってくるので、単純に半分のコストになるとは言えないようである。だからこそ、まだコストが低く抑えられるタイやベトナムに注目が集まっている訳だが、安いだけではなく日本人的にかゆいところに手を届かそうとする国民性も日本にはあっているのかもしれない。よくシステムインテグレーションの現場では、要求定義書や設計書の行間を読み取れと言われるが、彼らはそれができるのである。そういった意味では、日本にとってのオフショア開発のパートナーはタイやベトナムになっていくことが予想される。